個は集団の中でこそ磨かれる①

こんにちは。塾長の山崎です。もうすぐサッカーワールドカップですね。どこまで勝ち進めるか、今からドキドキしています。

ところで、日本代表選手がよく口にする言葉に、「個の強さ」があります。かつては、「個」という言葉はどことなく「個人主義」「孤立主義」という印象を持たれていて、「チームワーク」の対極であるかのように扱われていました。しかし、2002年のワールドカップあたりから個の強さの重要性がクローズアップされてきて、選手たちも意識的に「個」という言葉を使うようになったと思います。やはり、世界レベルのサッカーに対抗するためには、チームワークと同じくらい個の強さが欠かせないということなのでしょうね。

ところで、勉強において「個の力を伸ばす」と考えると、「個別指導」が最も適切な指導方法のように思えます。おそらく、「個別指導」という響きが、個へのこだわりを持っている感じがするからではないでしょうか。しかし私は、「個の力は集団の中でこそ磨かれる」と思っています。サッカー選手の多くがヨーロッパの名門クラブチームに入団するのは、個の力を伸ばすためには優れた集団に身をおくことがベストだと考えているからだと思います。これはサッカーのような集団競技だけではなく、個人競技にも言えることです。ソチオリンピックで銀メダルをとったスノーボードの竹内智香選手は、スイスナショナルチームという集団に加わって練習をすることで、個の力を伸ばし、銀メダル獲得という快挙を果たしました。

集団に加わることのメリットは、その集団が持つ「当たり前」を、自分の「当たり前」にできることだと思います。集団には必ず独特のカラーがあります。独特のカラーを構成するものとして、集団内のルール、指導者、練習メニュー、一人ひとりのモチベーション、一人ひとりの実力、などがあります。それらの集合体が、集団のカラーや集団の当たり前を決定していきます。集団に所属することで、自分ひとりではできないような努力ができるようになり、できなかったことができるようになっていくのは、集団の当たり前が、自分の当たり前になるからです。だからこそ、集団に所属することは重要なのです。

これは勉強とて例外ではありません。あいさつ、授業態度、宿題、自主学習などについて、明確なルールがある集団で勉強するのと、自分ひとりで勝手気ままに勉強するのとでは、大きな違いがあります。どんなに優れた教材を使っていても、楽な方向に逃げてしまいがちな自分の気持ちを律することができなければ、成果は期待できないでしょう。しかし、これに対する反論として、「集団についていける子はいいけど、集団についていけない子はどうすればいいの?」という疑問があると思います。結論から言うと、「それでも集団に所属するべき」だと考えています。

少し長くなってしまったので、続きはまた次回書かせて頂きます。最後までお読みいただきありがとうございました。

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