挨拶の徹底

新年最初の授業において、30分ほどかけて授業の中で生活態度に関する授業を行いました。その際行なった授業内容についてご紹介させて頂きます。<>内は授業の中で話した内容です。

<ある大学の駅伝部は、大変な弱小チームでした。
レースに出ても他の大学に勝てませんでした。部員の多くも、この駅伝部は弱いのが当たり前だと思っていました。しかし、キャプテンはこの弱小チームを何とかしたいと考えました。
そのため、キャプテンはあることをきちんと行うことから始めました。すると、部活の雰囲気はどんどん良くなり、練習も充実し、部活は少しずつ強くなっていったのです。>

Q、キャプテンがまず一番最初に、きちんと行おうとした事は何でしょうか?(授業の中では生徒達に自分の意見を書いてもらい、一人ずつ発表してもらいました)
A、あいさつ

<キャプテンがきちんと挨拶するように指示すると、駅伝部員は、「挨拶なんて前からやっている」と主張しました。するとキャプテンは、単に挨拶するだけではダメで、3つのことに気をつけるように言いました>

Q、挨拶をする際に気をつけるべき3つのこととは何でしょうか?(生徒達には自分の意見を書いて発表してもらいました)
A、相手の目を見る、聞き取り易い大きさで言う、きちんと立ち止まる

*良い意見がたくさんありましたので、併せて紹介させて頂きます:相手よりも先に挨拶する、笑顔で挨拶する、気持ちを込めて挨拶する、明るく挨拶する

<キャプテンが3つのことをしっかりと守って挨拶をするように言うと、部員は、そもそもなぜ挨拶をしなければならないのか、とキャプテンに尋ねました。挨拶と駅伝とはまったく関係がなさそうだったからです。挨拶をしても足が速くなるわけではありません。しかし、キャプテンは挨拶をきちんと行うことは、駅伝で強くなるためには絶対に必要なことであると主張しました>

Q、なぜ挨拶は大切なのでしょうか?(生徒たちには再び自分の意見を書いてもらいました)
A、挨拶をすることは、相手の存在を認めてあげることだから。挨拶をしないことは、その人の存在を無視することと同じだから。

<人間は、人から認めてもらうことでやる気を出し、努力し、成長していきます。テストの成績が上がったとき、お父さんやお母さんから褒めてもらうと嬉しいはずです。それは、自分のやった事が、人から認められているからです。もしも成績が上がっているのに、まったく認めてもらえずに無視されたら、やる気など出ません。認めてもらえないのだったら、サボってしまおうと考えてしまうかもしれません。このように、人から認めたり、人を認めることによって、人間はより成長し、人間関係は良くなっていくのです。

挨拶は、「私はあなたの存在を認めましたよ」という合図になります。挨拶とは、相手の存在を認める最も分かりやすい方法です。これといって相手を認めるような話題がなくても、あいさつをすれば相手の存在を認めることになります。逆にあいさつをしなければ、その人の存在を認めてあげていないことになります。もしも知り合いに会ったとき挨拶をしなければ、その人の存在を無視していることと同じです。「私はあなたの存在を認めていません」という暗黙の意思を伝えることになってしまいます。あいさつは、年齢や性別に関係なく、いつでもどこでも誰とでもできてしまう便利な言葉です。だからこそ、世界中のどの国に行っても挨拶があります。

人を認め、人を大切に扱う人は、人からも大切に扱われます。勉強も部活も、仲間同士がお互いを認め合っている組織は必ず成長します。お互いがきちんとあいさつをして、お互いを認め合っている組織は、そうでない組織よりも絶対に良い結果を生み出します。きちんとした挨拶は、今からすぐに始められることです。自分のために、みんなのために、恥ずかしがらず元気に挨拶しましょう>

単に頭で理解するだけではダメなので、全員で起立して、挨拶の練習を実施しました。
「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」、「ありがとうございます」を5回ずつ唱和しました。その後、生徒一人ひとりが先生役として発声し、それに続き全員で発声しました。

以上で挨拶の授業が終了しました。本当に勉強ができる環境を考えたとき、お互いがしっかりと挨拶を交わす環境は大変重要であると思います。ある中2の子が、「すべては挨拶から始まる!」と言ってくれましたが、まったくその通りだと思います。あいさつという簡単な相互承認が、より高度な相互承認につながっていくのだと思います。そのため、塾や学校だけではなく、家や近所でも、常に挨拶できるように心がけてもらいたいと思います。

これからも授業の中で挨拶の重要性について何度も触れていきます。また、整理整頓など、その他の生活態度についても一つずつ改善していきます。

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