埼玉県公立高校の入試制度改革について

来年度(現中2生)から埼玉県公立高校の入試制度に3つの大きな変化があります。
1つ目は理科と社会の試験時間が40分から50分に増えることです。
かつての入試では、「数学、英語、国語はじっくり考える問題がメイン、理科と社会は暗記がメイン」という位置づけでしたが、ここ数年は理社でも思考力、判断力、表現力を求める問題が増え、応用問題の出来が結果を左右するようになってきました。ただ、応用問題が増えたことで基礎問題の割合が低下し、基礎問題を勉強することの価値も下がっていました。今回の変更については、応用問題の重要性は認めつつも、基礎問題の重要性も底上げしたいという考えから、試験時間を10分増やす(問題数を増やす)という措置に踏み切ったと考えております。

2つ目の変化として、英語と数学において取り組みやすい問題の比率が増えます。
これまでは正答率が極端に低い問題が多く難易度の設定に疑問がありました。その点、取り組みやすい問題が増えることで、数学や英語が苦手な子でも得点できる範囲が広がり、中位~下位層において、基礎をしっかり勉強した子とそうでない子の差がこれまで以上に明確になります。

3つ目の変化は、学校の判断により「学校選択問題」を実施することが可能となりました。
1つ目と2つ目の改革では基礎問題の比率が増すため、中位~下位層の偏差値が細分化され、得点できる問題が増えることで学習意欲の向上が期待できるのですが、上位層にとっては問題の平易化による学力低下を招く恐れがあります。それを防ぐために、一部の上位校は応用的な問題を含む「学校選択問題」を実施することができます。「学校選択問題」では、通常の問題よりも少し難易度が高く設定されます。学校選択問題を実施する高校を受ける子は応用問題にしっかりと取り組んでおく必要があるため、上位層の学力維持、上昇も期待されます。

以上、3つの変化を要約すると、「これまでの入試問題は難問が多くて勉強時間に比例した差がつきづらかったですよね。だから解きやすい問題を増やして努力に応じた得点差が出やすいようにしますよ。その代わり上位校では応用問題を増やしますよ」ということになります。S.Tでは基礎問題、応用問題をバランスよく実施することで、この制度改革にしっかりと対応してまいります。

公立合格発表

本日は公立入試の合格発表でした。
「ちょっと合格ギリギリかな?」と不安な子もいたのですが、全員無事に合格しました!
夏期講習とか冬期講習はつらかったけれど頑張って良かったですね。

みんな合格おめでとう!!