100万分の1になる

何かの道で突出した存在になるには、ある程度の才能が必要とされます。
たとえば中学生100人を無作為に選んだとします。その100人の中で一番足が速いとか、一番勉強ができるとなるのはなかなかハードです。というのは、中学生であれば勉強やスポーツに携わっている人が多いため競争相手が多くなってしまうためです。一方で、「車の名前を100種類以上言える」とか「簡単な機械を一旦バラしてまた組み立てられる」といったことは、勉強とかスポーツに比べれば競合(それに努力を傾けている人間)が少ないので100人の中で1位か2位になれる可能性はグッと高まります。

100人の中で1番になれるものが1つだけなら「100分の1の存在」ですが、1番になれるものが2つあれば100×100で「1万分の1の存在」になることができます。さらにそれが3つあるなら100万分の1の存在です。

最近ではアイドルや芸能人でも本業以外で一芸とか資格とかスキルを持つ人が増えています。株式取引に詳しいアイドルとか、ソムリエの資格をもっているモデルとか、同じ集団の人がなかなかもっていなさそうなスキルを持つことでオンリーワンの存在になることができます。

どんな道でも、その道で日本一、世界一になることは非常に難しいですが、無作為に選ばれた100人の中で1位になれるものを3つ持つことはそれほど難しいことではありません。ただ、3つのことがまったくバラバラだと、たとえ100万分の1の人間になったとしてもあまり使い道が無いかもしれませんが、ある程度関連したものが3つとなると大きな武器になるかもしれませんね。

ギリシャ

つい先日は雪が降ったりとすっかり冬モードになりました。本日(日曜日)も朝から与野西中のテスト対策です。

昨晩は久々に12時前に寝たのですが、4時にぱっちりと目が覚めてしまいました。するとなぜか突然ギリシャの経済状況が気になりネットで調べたのですが、どれも半年前とか1年前の記事で、最近の記事があったかと思うとあまり要領を得ないものが多かったのでギリシャに在住している人のブログを探してみました。するととてつもなく面白いブログを見つけてしまい、3時間ぶっ通しでブログ記事を読み漁ってしまいました。

そのブログはギリシャで料理人として働く2人の若者(埼玉出身&広島出身)の生活をつづったものなのですが、ギリシャでの生活やギリシャの国民性が面白おかしく書いてあり、記事にぐいぐいと引きつけられました。

ギリシャは日本と比べて不便で非効率なことが多いそうなのですが、かといって不幸なわけではなく、とても幸せそうに暮らしているそうです。そのブログを読んでいると、ふと昔読んだ話を思い出したので引用しておきます。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも活きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は、「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が、「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房と昼寝して、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

20が10に

期末テスト対策真っ盛り。ここに来て勉強の質が向上している子が目立つようになりました。塾の確認テストで20問間違えていた子が、同じ時間勉強しても間違える数が10問に減っています。

「勉強方法が分からない」という子がよくいます。しかし、勉強方法が間違っているわけではないことがあります。単に自分のものとして扱えるまでのレベルに到達していないだけなのです。そうなるためには、適切な環境と反復練習が必要です。せっかくやり方は合っていても、途中で放り出してしまうとまた振り出しに戻ってしまいますが、これは成績が中々上がらない子によくあるパターンです。

正しい方法であっても、それを身につけるまでにはある程度の時間と労力が必要とされます。途中であきらめずに継続できた子が、自分を伸ばすことができる勉強力を身につけられるのだと思います。

もうすぐ期末テスト、米国大統領選

つい最近中間テストが終わったかと思うと、期末テストまでまもなくとなりました。塾では本日からテスト対策モードに入ります。

ついさきほど、トランプ氏が大統領になることが確実となりました。当初の予測を裏切る結果となったことに、民主主義の不思議さや選挙前にメディアが発していた情報と結果とのズレについて考えさせられます。

日本の学校教育では、小学生のうちから選挙で児童会長を決めたり、多数決で学級委員を決めたりしています。そうした選挙では、「面白そうな奴」、「人気がある人」が雰囲気だけで当選することも少なくありませんが、これは大人の世界でも変わらないように思います。多数決で決める民主主義のあり方には、大きな問題点をはらんでいることも同時に教えなければならないように思います。たとえばヒトラーは民主主義によって選ばれた指導者であり、彼がヨーロッパにもたらした惨禍については、民主主義のあり方を学ぶ際に一緒に学ぶべきことだと思います。学校の教科書を見ると、民主主義の問題点については、「少数意見が反映されない」と書かれていることが多いですが、衆愚政治やポピュリズム、政治と金(民主主義下では金持ちほど当選しやすい)についても言及すべきだと思っております。