受験勉強の王道

受験生に授業で話していることをまとめました。

① 「演習」が命
演習とは問題を「解くこと」です。教科書やノートを見たりマーカーで線を引くのではなく、問題を解きましょう。入試で勝つのは「長時間机に向かっていた人」ではなく、「1問でも多く問題を解いた人」です。

② くり返す
間違えた問題は次の日に必ずやり直しましょう。やり直しのない勉強は、何もやっていないのとほとんど変わりません。「次の日にやる」のが重要で、次の日にできるようになっていれば大丈夫です。
※ 次の日にできるようになっていなければ、それは「勉強もどき」です。

③ 勉強の完成度
完成度30% : 問題を解いてマル付けをして、答えを赤で書く
完成度60% : 解説の理解(自分の言葉でまとめる)と単語等の暗記(書くのは3回まで)
完成度100% : 間違えた問題を次の日にやって正答できる。単純暗記ではなく、重要内容を説明できる。
※ 「書くのは3回まで」としているのは、それ以上書いてもほとんど頭が働いていないからです。デタラメな10回より集中した3回の方がよほど価値があります。野球では「3ストライクでアウト」と決まっているから打者は必死でピッチャーの球に食らいついていきます。これがもし「10ストライクでアウト」というルールなら、1球に対する打者の集中力はまったく違うものになってくるはずです。

3年生は公立入試まで100日を切っています。時間をムダにしないように頑張りましょう。

脱・勉強もどき

定期テスト期間に入る前、中1と中2の生徒達には「学習計画表」を配って、毎回の勉強前と後に記入してもらっています。
毎回の勉強時間がムダなもの(机に向かっているだけで内容がともなっていない状態)にならないようチェックするのが学習計画表の役割ですが、この土日は一度勉強した内容が定着しているかを確認しました(1人あたり15分ほど)。

私が口頭で問題を出しそれに答えるという形式ですが、重要な問題は少し聞き方を変えました。というのは、学校のテストではワークの内容がかなりの部分を占めていますが、ワークとまったく同じ形式で出されるわけではなく、多少聞き方を変えて出題される問題が多いからです。たとえば、ワークでは ( ) book is this?(これは誰の本ですか?)となっており、カッコにはWhoseが入りますが、諮問試験では「これは誰の本ですか、を4語で答えて」という具合に聞きました。しっかりと内容を理解しながら進めている子はきちんと答えられるのですが、テストで点が取れない子はほとんど答えられません。ワークと同じように尋ねれば空欄部分は答えられるのですが、英訳できないだけではなく、同じ文中の単語の意味を理解していない(和訳ができない)、発音できないというケースも散見されました。

ワークを2周以上している子で平均点前後の子の多くは、そのような状況に陥っています。テストではワークの形式から少し変化したものが出される、ということは分かっているようなのですが、その対策をせず、ただ何度も繰り返している状態です。「テストでは他の聞かれ方をするかもしれない」という予測を持っていれば、当然、前後の単語の意味や読みも理解できていなければなりませんし、分からなければ意味を調べなければなりません。しかし、そのような予測をしていなかったり、あるいはワークの問題以外の内容理解を「面倒なこと」として避けて通るのは、勉強風景だけを見るとマジメにやっているように見えますが、内容としては不真面目です。そうした形式的な勉強は「自分は勉強をしているのに伸びない」という意識につながっていくのですが、そのまま放置していると、無気力や「どうせダメなんだ」という諦めにつながってしまいます。

勉強ができるようになる子は例外なく、「勉強もどき」から意味のある勉強に変わっていきます。今回の面談(諮問試験)で、内容の伴った勉強なのか、そうではない勉強なのかが分かったと思いますので、常に「勉強もどきになっていないか?」を意識して机に向かってもらいたいと思います。

2学期期末テスト対策

与野東中・与野西中は期末試験まであと1週間を切りました。
S.Tでは1/2年生の全員と面談を実施して、以下のことを確認しました。

① 前回テストでの勉強内容と反省点
② 今回テストでの改善目標

面談をしていて感じるのは、点数をしっかりと取れている子は自分の勉強方法をしっかりと説明でき、点数が振るわない子は説明もしどろもどろである点です。面談をせずとも勉強姿勢や点数を見れば大方の想像はつくのですが、それを本人がどこまで理解できているのかを確認したくて面談を行いました。

面談で話した内容は学習計画シートに書きこんでもらいましたが、そのアドバイスをどれだけ忠実に実践できるかが伸びにつながってくるはずです。一人ひとりの課題をクリアするためのアドバイスですので、それによってどこまで伸びるのか楽しみでもあります。

定期テストについて、生徒には以下の3パターンがあげられます。
① 勉強をしっかりとやっており、きちんと点数が取れている子
② 勉強をしている割りに、あまり点数が取れない子
③ 勉強をしていないので点数が取れない子

①の子は少し改善点を提示し、環境さえ与えてあげればどんどん勉強していくので問題ありませんが、②の子はしっかりとアドバイスをしてあげないと「どうせやってもダメなんだ」とモチベーションが下がってしまうこともあります。面談においては、②の子にはかなり詳細に・具体的にアドバイスを行いました。これが実践できれば間違いなく得点は上がりますし、得点が上がれば勉強は楽しくなります。そして③の子には説教をすることになりますが、これも必要なことだと思います。

クラス全体に勉強法を話すだけではなく、一人ひとりの課題や癖に沿ってアドバイスをすると驚くような結果を出す子が少なからずいるので、今回のテストでは今までの壁を打ち壊してもらいたいと思います。